不動産売却で買い手が見つかると、契約を交わして代金を支払ってもらい、最後に物件の引渡しをおこないます。
引渡しが完了すれば売却完了ですが、当日におこなうことや準備する書類については事前に把握しておくとスムーズでしょう。
この記事では引渡し当日の流れや必要なことを解説します。
不動産売却で引渡し当日にすることと一連の流れ
不動産の売買契約を結び引渡し当日になると、以下の流れで物件の引渡しをおこないます。
1.登記申請依頼
2.残金受取
3.固定資産税など金銭の精算
4.関係書類の引渡し
5.鍵の引渡し
6.諸費用支払い
不動産は購入者の所有となるので、所有権移転登記をおこないます。
自分でおこなうことができない方は、司法書士に依頼してください。
その後は、購入者から売買代金の残金を受け取り、固定資産税や都市計画税の税金の精算、さらに修繕積立金などがあれば精算します。
購入者に保証書などの不動産に関係する書類と鍵を引渡します。
最後に、不動産会社への仲介料や司法書士への費用を支払えば、引渡し完了です。
不動産売却で引渡し当日までに準備すること
境界の確認や、物件の設備確認などを立ち会いでおこないます。
●固定資産税
●都市計画税
●管理費
●火災保険
これらの費用の支払いがあるならば、買主に連絡して確認し、誰が支払うか決めましょう。
現在も売主が住まいとしている不動産の売却であれば、不動産の売主は引渡し当日までには引っ越ししておかないとなりません。
当日までに間に合うように、段取りしましょう。
不動産売却で引渡し当日に必要な書類と確定申告について
売主から買主へは以下の書類を、引渡し当日に渡します。
●設備取扱説明書・保証書・アフターサービス基準書
●実測図・境界確認書
●近隣との覚書・建築協定
●マンションのパンフレット
●マンション管理規約
●戸建ての建築確認通知書・検査済証・設計図書など
戸建てとマンションでは必要となる書類は違うので、何が必要か確認してください。
耐震診断結果報告書のような、必要に応じて用意したほうがいい書類もあります。
また、引渡し後には確定申告をおこないます。
売却益があり税金が発生する方や、税金の特例を使う方は申告が必要です。
期限に間に合うようスケジュールを確認しましょう。
まとめ
不動産の引渡し当日はすることも多く、必要な書類もきちんと用意しなければなりません。
事前に流れやするべきことを把握しておくと当日に慌てる必要はありませんので、ぜひ今回の内容も参考にしてくださいね。
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